モービアン第6連隊

カテゴリ：世界観・設定 敵

概要 [編集]

モービアン第6連隊(Moebian Sixth)は『Warhammer 40,000: Darktide』に登場する主な敵勢力であり、ケイオスに傾倒した〈帝国〉の反乱分子である。

来歴 [編集]

彼らは元々テルティウムの防衛を担うアストラ・ミリタルム (帝国防衛軍) の一員であり、勇敢な熟練兵だった。幼い頃からアトマ・プライムで育ってきた彼らは、モービアン宙域外辺部に位置する墳墓惑星での長年に及ぶ鎮定軍事作戦、いわゆる「フリンジ戦争(Fringe Wars)」に従事してきた。かの作戦に従事した連隊は数多くあれど、第6連隊ほど名を挙げ、褒章を得た連隊はいなかった。故郷のテルティウム・ハイヴでも彼らは英雄と名高い。

そんな第6連隊の兵士たちも元々はアトマの一般市民であり、〈帝国〉の管轄外にある異種族やディーモンの温床となっている未知の領域、俗に「ダークタイド」呼ばれる脅威に関しては無知であった。彼らは長期間の遠征でその本質を知り、必死に戦ったが心身ともに深い傷を負うことになる。彼らの経験した過酷な戦争の詳細は帝国政府によって伏せられ、故郷の一般市民には認識されず、そのことに不満や憤りを感じる者もいた。多少は"偉大なる勝利"に関する放送があったが、不安を与えるような多くの出来事はプロパガンダによって封殺された。

このような悲惨な経験をしながらも、変わらぬ忠誠を誓い、輝かしく勇敢な活躍を見せる兵士もいた。しかし、そうでない者たちは狡猾な闇の潮流の餌食となる。彼らは〈歪み〉の邪悪な力に触れ、かつて戦った敵そのものに変貌してしまった。

こうしてモービアン第6連隊は戦争のトラウマや〈歪み〉の汚染によって堕落し、裏切り者となった。アトマの守護者は復讐や憎悪、怨嗟に囚われ、かつて守った人々、自身を育てたハイヴに牙を剥いたのだ。彼らは単なる怪物ではなく、経験を積んだ兵士であり、軍装に身を包んでいる。彼らは闇の潮流の教義に心奪われ、殺戮と復讐のためだけに故郷に戻ったわけではなく、自身の見出した"真実"を共有したいと心から思っている。彼らは光を見たのだと、その暗澹たる教えは〈帝国〉の澱んだ教典よりも遥かに解放的で優れているのだと信じている。この真実をアトマの生きとし生けるもの全てに共有したくてたまらないのだ。

ギャラリー [編集]

コメント [編集]