ラスガン

2022-12-02 (金) 19:29:40

カテゴリ:世界観・設定

“10才になっても、まだラスガンの解体整備が一人でできないようなケイディア人がいたら、その者は産まれる星を間違えたとしか言えない”-格言

― ウォーハンマー40000 コデックス インペリアルガード第5版P14より抜粋

概要 [編集]

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ゲーム内で登場するラスガン

粒子銃(ラスガン)とは『Warhammer 40,000』に登場する銃火器の一種である。『Warhammer 40,000: Darktide』本編では狙撃兵伝道者サイキネティックが扱える遠隔武器 (歩兵のラスガン偵察用ラスガンヘルボアラスガンラスピストル) として登場する。

特徴 [編集]

銀河全域で使用されるレーザー銃の名称であり、〈帝国〉や異種族によって使用されている。「Las(ラス)」とは「Laser(レーザー)」の略称であり、様々なレーザー銃にはラスと名称がつけられている。
ラス兵器は安価でメンテナンスが容易であり、〈帝国〉のあらゆる兵器の中でも最も信頼性の高いものとして重宝されている。〈帝国〉のあらゆる惑星ではラス兵器の製造に必要な基盤が備わっており、容易に製造しやすい。
〈帝国〉における一般臣民で構成されている軍事組織「帝国防衛軍(アストラ・ミリタルム)」でラスガンは一般兵士の制式歩兵銃として扱われており、あらゆる連隊(レジメント)で支給されている。

動作機構 [編集]

ラスガンをはじめとしたラス兵器は、ほとんどが共通の仕組みで動作している。集光された高エネルギーの光線を発射し、照射された標的の表面に急激な温度変化が起こる事によって、小さな爆発を生じさせた部分を蒸発させる。
レーザー自体は短時間しか照射できず、発射した際の焼けつくような閃光と、空気がイオン化される際に独特なスナップ音やクラック音が鳴る。一発の射撃に使用するエネルギーは高速放電ジェネレーター内に蓄積され、発射毎のレーザーの出力を調節することで威力の超過を防ぎ、部品の損耗を減らすことによって信頼性を向上させている。

ラスガンの発射には充電式の「パワーパック」が必要であり、そこから放電ジェネレーターにエネルギーを供給する。パワーパックは通常、高効率の液体金属コアで出来ており、そのサイズと充電容量は用途によって異なる。
パワーパックは様々な方法で充電が可能であり、専用の充電器の他にも日光やキャンプファイヤーの熱からも充電することが可能となっている。ただし、正式な方法でパワーパックを充電しない場合は寿命が短くなり、故障率が高くなって損傷する恐れがある。
古参の帝国防衛軍兵士は、パワーパックをオーバーチャージすることによってパックが爆発する事を利用し、窮地に立たされた際に使用するその場しのぎの手榴弾を作るという。

ラスガンに使用される軽量のパワーパックは平均して150発分のエネルギーが充填されている。それに対し、高威力を誇るラスキャノンに使われる大型のパワーパックは、最大の出力効率を維持するために、一発の発射ごとにパックを交換する必要がある。
また、通常のラスガンよりも高威力を誇る上位版の「ホットショット・ラスガン」に使用される高出力パワーパックは、より強力なエネルギーを供給できるが、通常のパワーパックよりも発射数が少なく、また銃身に余分な負担がかかるために、部品が損耗しやすい。

ラス兵器はほとんどの惑星の現地で入手可能な素材で製造することが可能であり、パワーパックを充電するためのソーラーコンバーターや様々な種類の光学照準器など、惑星ごとに独自機能を備えたラス兵器が設計されている。これらのラス兵器は様々な種類が存在し、工芸的な装飾が施されたハンドメイドの決闘用ラスピストルや、帝国防衛軍に支給される頑丈で信頼性の高いラスガンなど、その用途は幅広い。

主なラスガン [編集]

  • ラスピストル
    片手で使用できる拳銃型のラスガンで、80発のレーザーが発射できる。ラスピストルは規格が統一されておらず、ほとんどのものが惑星独自の仕様で生産されている。
    帝国防衛軍においてはベテラン兵士がラスピストルと近接用武器を組み合わせて使用することが多い。
    通常は下士官以上に支給される。
    これらの銃器に用いられる共用パワーパックは、一般的な充電ではもちろん、セル部分を強い光や熱にさらすことでも緊急充電可能だ。
  • ラスガン
    帝国防衛軍をはじめとした軍事組織で配備されているレーザーライフル銃であり、制式装備として配備されている。メンテナンスや生産が容易であり、ほとんどの〈帝国〉の惑星で入手する事ができる。
    威力もラスピストルより高く、約150発のレーザーが発射が可能。ただし、大型のラスキャノンに比べたら威力は低い。
    ラスガンは様々な型が存在しており、一番有名なのは「M35 Mギャラクシーショート型」であり、〈帝国〉の中でも標準の仕様として普及している。
  • ラスキャノン
    対物用のラス兵器で、大出力レーザー発生器が内蔵されている。ほとんどの車両の装甲を貫通する威力を持っており、重装甲の部隊に効果を発揮する。
    ラスキャノンは大砲と同じぐらいのサイズと重量があり、手で持ち運んで使うことは出来ない。大抵は「レマン=ラス型バトルタンク」をはじめとした戦車などに内蔵されるか、車輪の付いた移動式の大砲として使用される。
    ただし、発射した後にはリチャージ時間が必要となり、発射速度も遅いために対人兵器として使用するには適さない。
  • ホットショット・ラスガン
    通常のラスガンよりも遥かに性能が高いモデルであり、強力な殺傷力と破壊力を兼ね備える。強力な外部エネルギーセルを背負い、そこから出ているコードから銃身にエネルギーが供給されている。
    セミオートモードと連射モードを切り替えることが可能となっており、通常のラスガンでは貫通できない装甲も突き抜けるレーザーを発射できる。帝国防衛軍の中でもエリート部隊として知られる「特務機動部(ミリタルム・テンペストゥス)」に配備されており、それ以外の部隊に支給されることは少ない。
    通常のラスガンに比べて製造と整備が困難であり、ホットショット・ラスガンの解体整備には遥かに高度な専門知識と取り扱いの訓練が不可欠とされる。

コメント [編集]

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 一般ラスガンでもフルパワーショットならパワーアーマ―の関節部分抜ける程度には威力あるんよね確か -- 2023-08-23 (水) 03:25:09
    • いっそ通常ラスガンや偵察ラスガンにヘルボアのチャージショット統合すればそれっぽくなりそう -- 2023-08-23 (水) 15:49:19