ネイサン・スカーロック

何年もの研究の後、スカーロックはついに効果的な治療法の開発の手ごたえをつかみ、その治療の実験を行うために、カン・ジョンスと彼の部隊を伴って最後の遠征を敢行し、森の中へと向かった。だが、遠征隊は戻ってこなかった。

エノク入植局は遠征が失敗に終わったと推定し、治療の成功が確認されることはなかった。ところが森の奥深くでは、安全を求めて戦争を逃れてきた兵士達が寄り集まり、スカーロックを事実上のリーダーとする脱走兵の居留地が形成されていたのだった。

スカーロックに連れていかれたザヒディを探して砦に向かったあなたは、そこで驚くべき事実を突きとめた。菌糸から身を守る解毒薬の生成に必要な人間の骨髄を採取するために、スカーロックは抽選によって居留地の人々を犠牲にしていたのである。そして、彼はザヒディにも同じことをしようとしていた。

スカーロックはそれが居留地を存続させるために必要なことだったと主張したが、あなたはそのやり方を認めることはできず、その場で彼を射殺した。