#author("2023-01-05T19:07:13+09:00","","")
#author("2023-01-27T21:19:46+09:00","","")
&tag(システム);

#fig(farming.jpg,300px,cap=作物畑)

#contentsx

*概要 [#u481e095]
建設メニュー (デフォルトホットキー:B) の「食料生産」カテゴリにある[[作物畑]]を配置すると、野菜や穀物を育てるための区画を整備することができる。

畑で作物を育てれば安定した食料供給が可能になるが、土地の整備や土壌の改善、病気や連作障害を考慮した3年分の収穫物の設定など、こなすべき課題は多い。

作物を育てるのは農夫だが、収穫を倉庫に持っていくのは労働者(職業割り当てのない住民)になるため、折角育てた作物が野ざらしにならないよう注意すること。
*畑の設置と区画の整備 [#n76c2640]
#fig(field_placement.jpg,300px,cap=肥沃度が目安の1つ)
農業を始めるにはまず[[作物畑]]を配置して区画を整備する必要がある。

畑を配置する際はその土壌の肥沃度が1つの目安となるが、畑を設置した後にいくらでも改善することができるため、そこまで重視する必要はない。

また周囲に[[シカ]]の群れがいると作物を食べられてしまうおそれがあるので、群れから離すか[[柵]]で囲えるように配置するといい。なお柵で囲う場合は[[柵門]]を付けておかないと作業者や農夫が入れなくなってしまうので注意。

畑は最低5x5から最大12x12まで大きさを設定できるが、大きければ大きいほど開墾に時間がかかる。畑が使用可能になるまでの&作業量;は1マスにつき''44''、つまり最低でも&work;''1,100''かかる計算になる。ある程度の作業者がいないと整備が遅々として進まないので気をつけよう。

*作物畑の設定 [#d6f00eee]
#fig(field_ui.jpg,200px,cap=作物畑のUI)
畑の開墾が終わったら育てる作物を設定する。

各畑では3年サイクルの輪作計画を立てられるが、それぞれの作物には異なる特性があり、どの作物をどのタイミングで育てるかよく考えて設定する必要がある。1つの畑で同じ作物ばかり育てていると、土壌の質が悪化したり作物の病気が蔓延するおそれがあるので、同じ種類の作物を連続して植えるのは避け、収穫量は畑を増やすことで補うようにするといい。

**UIの説明 [#s44a8809]
***上部:3年分の作物のサイクル [#bff52cc0]
#ref(field_ui_top.jpg,left,wrap,360x)
上部のUIに並んだバーは1本が1年を表しており、区切りがそれぞれ1ヶ月に該当する。冬の3ヶ月間は作物を育てることができないため、育てる作物の生産期間は9ヶ月 (270日) に収まるようにする必要がある。

バーをクリックすると設定可能な作物の一覧が表示されるので、任意の作物を選んでバーに配置する。配置した作物はドラッグでスライドさせることができる。耐霜性や耐熱性を考慮して位置を微調整したい場合に活用するといい。選択した作物の削除は左のばつ印が付いたボタンで行える。

作物の各パラメータに関しては後ほど解説する。

***中部:土壌の状態 [#b91fe5cf]
#ref(field_ui_middle.jpg,left,wrap,360x)
中央部には畑の土壌の状態とそれによる収穫量への影響が表示されている。

:肥沃度|高いほど収穫量にボーナスが与えられる。作物の肥沃度依存性パラメータが高いほど影響が大きくなる。主に[[堆肥]]を撒いたりクローバーや豆類を育てることで改善できる。

:雑草レベル|低いほど収穫量にボーナスが与えられる。雑草抑制パラメータの高い作物を植えたり畑の手入れを行うことで改善できる。開墾後の1~2年で一気に畑の手入れを終わらせて低い数値を維持するのが楽。

:岩石量|低いほど収穫量にボーナスが与えられる。畑の手入れを行うことで改善する。岩石土壌適応パラメータの低い作物ほど影響を受けやすい。

:土壌混合適正|選択した作物と土壌の相性を表している。白いバーが緑色の位置に近いほど収穫量が上がり、逆に遠いほど収穫量が低下する。ボーナスは最大が+10%で最低が-20%。白いバーの位置は[[粘土]]や[[砂]]を投入することで調整できる。

***下部:収穫量 [#b17a9602]
#ref(field_ui_bottom.jpg,left,wrap,360x)
下部には現在育てている作物の推定収穫量と過去の植え付け情報が表示されている。2つ以上前の植え付け情報はプルダウンから選択すれば表示できる。

ちなみに、クローバーの収穫量も表示されるが実際には何も収穫されていない。


**設定可能な作物一覧 [#k555c513]
#style(class=table_compact){{{
#datatable(nosearch){{
|~作物|~生産品|~&ref(:image/farming/Icon_Params_Harvest.webp,nolink,32x);&br;収穫量&br; |~&ref(:image/farming/Icon_Params_FrostTolerance.webp,nolink,32x);&br;耐霜性&br; |~&ref(:image/farming/Icon_Params_HeatTolerance.webp,nolink,32x);&br;耐熱性&br; |~&ref(:image/farming/Icon_Params_Rocks.webp,nolink,32x);&br;岩石土&br;壌適応|~&ref(:image/farming/Icon_Params_Weeds.webp,nolink,32x);&br;雑草&br;抑制|~&ref(:image/farming/Icon_Params_Time.webp,nolink,32x);&br;生産&br;期間|~&ref(:image/farming/Icon_Params_Fertility.webp,nolink,32x);&br;肥沃度&br;変化|~&ref(:image/farming/Icon_Params_Soil.webp,nolink,32x);&br;肥沃度&br;依存性|h
|CENTER:BOLD:120|CENTER:120|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|SIZE(16):CENTER:65|c
|&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,32x);&br;豆|&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,32x);&br;[[豆]]|BGCOLOR(#fdfa9b):6|BGCOLOR(#ffafaf):0|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#f9cc7c):2|BGCOLOR(#fdfa9b):125|BGCOLOR(#cefd9b):+1|BGCOLOR(#fdfa9b):6|
|&ref(:image/resource/Icon_Turnips.webp,nolink,32x);&br;カブ|&ref(:image/resource/Icon_RootVegetables.webp,nolink,32x);&br;[[根菜]]|BGCOLOR(#fdfa9b):6|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#fdfa9b):5|BGCOLOR(#fdfa9b):5|BGCOLOR(#fdfa9b):4|BGCOLOR(#cefd9b):81|BGCOLOR(#fdfa9b):-2|BGCOLOR(#fdfa9b):6|
|&ref(:image/resource/Icon_Peas.webp,nolink,32x);&br;エンドウ豆|&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,32x);&br;[[豆]]|BGCOLOR(#fdfa9b):6|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#ffafaf):0|BGCOLOR(#cefd9b):8|BGCOLOR(#ffafaf):0|BGCOLOR(#cefd9b):92|BGCOLOR(#cefd9b):+1|BGCOLOR(#fdfa9b):4|
|&ref(:image/resource/Icon_Carrots.webp,nolink,32x);&br;ニンジン|&ref(:image/resource/Icon_RootVegetables.webp,nolink,32x);&br;[[根菜]]|BGCOLOR(#cefd9b):8|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#fdfa9b):3|BGCOLOR(#fdfa9b):3|BGCOLOR(#ffafaf):0|BGCOLOR(#fdfa9b):103|BGCOLOR(#fdfa9b):-2|BGCOLOR(#fdfa9b):6|
|&ref(:image/resource/Icon_Flax.webp,nolink,32x);&br;亜麻|&ref(:image/resource/Icon_Flax.webp,nolink,32x);&br;[[亜麻]]|BGCOLOR(#fdfa9b):6|BGCOLOR(#fdfa9b):6|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#cefd9b):8|BGCOLOR(#f9cc7c):2|BGCOLOR(#fdfa9b):135|BGCOLOR(#fdfa9b):-3|BGCOLOR(#cefd9b):9|
|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,32x);&br;小麦|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,32x);&br;[[穀類]]|BGCOLOR(#cefd9b):9|BGCOLOR(#cefd9b):7|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#f9cc7c):2|BGCOLOR(#f9cc7c):160|BGCOLOR(#ffafaf):-6|BGCOLOR(#7ced84):10|
|&ref(:image/resource/Icon_Buckwheat.webp,nolink,32x);&br;そば|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,32x);&br;[[穀類]]|BGCOLOR(#cefd9b):7|BGCOLOR(#ffafaf):0|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#fdfa9b):101|BGCOLOR(#fdfa9b):-2|BGCOLOR(#fdfa9b):4|
|&ref(:image/resource/Icon_Rye.webp,nolink,32x);&br;ライ麦|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,32x);&br;[[穀類]]|BGCOLOR(#cefd9b):8|BGCOLOR(#cefd9b):9|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#cefd9b):7|BGCOLOR(#f9cc7c):160|BGCOLOR(#f9cc7c):-5|BGCOLOR(#cefd9b):7|
|&ref(:image/resource/Icon_Cabbage.webp,nolink,32x);&br;キャベツ|&ref(:image/resource/Icon_Greens.webp,nolink,32x);&br;[[野菜]]|BGCOLOR(#cefd9b):9|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#f9cc7c):3|BGCOLOR(#fdfa9b):125|BGCOLOR(#fdfa9b):-4|BGCOLOR(#cefd9b):9|
|&ref(:image/resource/Icon_Leeks.webp,nolink,32x);&br;ネギ|&ref(:image/resource/Icon_Greens.webp,nolink,32x);&br;[[野菜]]|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#cefd9b):8|BGCOLOR(#ffafaf):0|BGCOLOR(#f9cc7c):160|BGCOLOR(#f9cc7c):-5|BGCOLOR(#7ced84):10|
|&ref(:image/resource/Icon_Clover.webp,nolink,32x);&br;クローバー|-|BGCOLOR(#fdfa9b):5|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#7ced84):10|BGCOLOR(#fdfa9b):6|BGCOLOR(#cefd9b):96|BGCOLOR(#7ced84):+3|BGCOLOR(#fdfa9b):4|
|&ref(:image/farming/Icon_Farmer.webp,nolink,32x);&br;畑の手入れ|-|-|-|-|-|-|BGCOLOR(#cefd9b):80|-|-|
}}
}}}

***各パラメータの解説 [#yad77cd7]
:&ref(:image/farming/Icon_Params_Harvest.webp,nolink,32x);収穫量|ベース収穫量の度合い。具体的な数は元のウィンドウの推定収量に表示される。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_FrostTolerance.webp,nolink,32x);耐霜性|寒さへの耐性。低い作物を冬~春に育てると霜害が発生する確率が上がる。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_HeatTolerance.webp,nolink,32x);耐熱性|暑さへの耐性。低い作物を夏に育てると熱ストレスで失われる確率が上がる。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_Rocks.webp,nolink,32x);岩石土壌適応|畑の岩石量による影響をうけやすいかどうか。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_Weeds.webp,nolink,32x);雑草抑制|栽培中に畑の雑草レベルが数値に応じて低下する。0だと雑草レベルが上がる。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_Time.webp,nolink,32x);生産期間|植え付けから全ての収穫が完了するまでの日数。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_Fertility.webp,nolink,32x);肥沃度変化|栽培中に畑の肥沃度が数値に応じて増減する。

:&ref(:image/farming/Icon_Params_Soil.webp,nolink,32x);肥沃度依存性|畑の肥沃土にどの程度影響を受けるか。高いほど増減幅が大きくなる。
**輪作の設定例 [#m489abe7]
#ref(farming_example_v075f.jpg,left,wrap,300x)
1つの畑でバランスよく育てる場合の例。時期をずらして3面用意すれば毎年[[穀類]]、[[根菜]]、[[豆]]、[[亜麻]]を収穫できる。同種の作物ばかりを育てるよりも病気のリスクが少ないが、詰め込んだ関係上、時期的にカブが熱ストレスの影響を受ける可能性がある。

肥沃度や雑草レベルは放っておいてもある程度維持されるが、運用前に多少手入れをしてあることが前提となる。雑草が増えてきたらカブを畑の手入れに入れ替え、肥沃土が低下してきたら[[堆肥]]を投入しよう。

※v0.7.5F現在、前バージョンと各作物の肥沃度変化の値が若干変わっているので注意。





*作物の病気 [#ue439f46]
#fig(crop_disease.jpg,200px,cap=病気の一例)
作物を育てていると時折畑に病気が発生することがあり、これによって一部の作物の収穫量が大きく減少するおそれがある。また、隣接する畑に影響のある作物を植えている場合、一定確率でその畑にも病気が拡散することがある。

病気が発生した場合、休耕したり影響を受けない作物を栽培することで根絶・抑制することができる。どの程度根絶できたかは[[作物畑]]のUIに表示される病気アイコン周囲のゲージで把握可能。

#clear

#style(class=table_compact){{{
#datatable{{
|~病名|~説明|~影響対象|~感染確率|~ピーク損失|~拡散範囲|h
|CENTER:BOLD:90|330|100|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:85|c
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_AsterYellows.webp,nolink,48x);&br;紫菀黄化病|特にニンジンとキャベツで発育阻害と著しい収量損失を引き起こす昆虫媒介性の病気です。長期の輪作が有効ですが、感染した作物については基本的に、廃棄することが最善です。|&ref(:image/resource/Icon_Carrots.webp,nolink,20x);ニンジン&br;&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,20x);小麦&br;&ref(:image/resource/Icon_Buckwheat.webp,nolink,20x);そば|15%|50%|100m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_BeanBrownSpots.webp,nolink,48x);&br;豆褐斑病|褐斑病は、寒冷な天候や大雨の後の秋によく発生します。この病気は葉を傷つけ、豆に発育不全の奇形を引き起こします。2〜3年の輪作や、遅い植え付けを避けることで、褐斑病の可能性を最小限に抑えることができます。|&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,20x);豆|15%|60%|50m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_BeanWilt.webp,nolink,48x);&br;豆萎凋病|土壌中に生息し、豆やエンドウ豆などの作物に影響を与える真菌による疾患です。植物は黄変し、萎れ、そして最終的には枯死します。作物に対する損失は中程度です。この病気は暑い時期に最も活発になります。耐性作物と一緒に輪作することで防除できます|&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,20x);豆&br;&ref(:image/resource/Icon_Peas.webp,nolink,20x);エンドウ豆|15%|50%|30m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_ClubRoot.webp,nolink,48x);&br;根こぶ病|根こぶ病は、土壌に蓄積してカブやキャベツに被害を与える可能性のあるしつこい真菌による疾患です。中程度の作物の損失を引き起こします。輪作で管理することで、ゆっくりと消散しますが、影響を受けた畑では、カブ、キャベツ、およびその系統の他の作物は数年間栽培しないようにする必要があるかもしれません。隣接する畑に広がる可能性は高くありません。|&ref(:image/resource/Icon_Turnips.webp,nolink,20x);カブ&br;&ref(:image/resource/Icon_Cabbage.webp,nolink,20x);キャベツ|10%|50%|30m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_FlaxRust.webp,nolink,48x);&br;亜麻さび|亜麻さびは風で伝播し、瞬く間に制御不能になって作物全体を全滅させてしまう可能性があります。すぐに止めないと、他の亜麻畑にも簡単に、かなり遠くまで広がります。畑が休耕されている場合や、他の種類の作物が植えられている場合、亜麻さび病の発生は急速に終息します。|&ref(:image/resource/Icon_Flax.webp,nolink,20x);亜麻|15%|45%|200m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_FlaxWilt.webp,nolink,48x);&br;亜麻萎凋病|亜麻萎凋病は根から始まり、植物を上って移動し、大幅な収量の損失を引き起こします。急速に悪化する可能性がありますが、種子や土壌によって伝播するため、近くの畑に広がる可能性はほとんどありません。終息させるには輪作で数年かかることがあります。|&ref(:image/resource/Icon_Flax.webp,nolink,20x);亜麻|8%|30%|80m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_LeekBlight.webp,nolink,48x);&br;ネギ胴枯れ病|白い斑点や葉の萎れを引き起こす真菌性疾患です。温暖な気候で見られますが、ネギの成長期間は長いため、実際に根絶野に有効な手段は輪作だけです。|&ref(:image/resource/Icon_Leeks.webp,nolink,20x);ネギ|20%|35%|100m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_PinkRoot.webp,nolink,48x);&br;紅色根腐れ|畑に蓄積する可能性のある土壌性の真菌によって引き起こされる、根がピンク色に変色する感染症です。輪作で抑制することができますが、仮に蔓延しても、ネギに深刻な影響を与えることはありません。|&ref(:image/resource/Icon_Leeks.webp,nolink,20x);ネギ|10%|12%|50m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_PowderyMildew.webp,nolink,48x);&br;うどんこ病|うどんこ病は、花が満開になってから数週間で最初の兆候が表れます。豆、エンドウ豆、ソバの花や葉にコロニーを形成し、微かな病変が成長して分厚い白いカビの層を形成します。白カビの蔓延は、畑を休耕させるか、影響の少ない作物を植えることによって、抑制または根絶することができます。|&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,20x);豆&br;&ref(:image/resource/Icon_Peas.webp,nolink,20x);エンドウ豆&br;&ref(:image/resource/Icon_Buckwheat.webp,nolink,20x);そば&br;&ref(:image/resource/Icon_Carrots.webp,nolink,20x);ニンジン|20%|30%|100m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_RyeRust.webp,nolink,48x);&br;ライさび|ライ麦に特有の、風によって伝播される真菌性疾患です。ライ麦畑の間隔が適切でない場合、たちまち制御不能になる可能性があります。病気がひどい場合は、作物を破棄する必要があるかもしれません。|&ref(:image/resource/Icon_Rye.webp,nolink,20x);ライ麦|15%|90%|200m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_StemRot.webp,nolink,48x);&br;茎腐れ|ソバ、豆、エンドウ豆に影響を及ぼし、茎を腐らせ、巻き枯れを誘発させる土壌伝染病です。涼しく湿った天候で最も活発になります。他の作物への輪作によって管理しないと、重大な作物の損失を引き起こす可能性があり、何年もの間、土壌に残ります。|&ref(:image/resource/Icon_Buckwheat.webp,nolink,20x);そば&br;&ref(:image/resource/Icon_Beans.webp,nolink,20x);豆&br;&ref(:image/resource/Icon_Peas.webp,nolink,20x);エンドウ豆|10%|60%|50m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_TurnipLeafSpot.webp,nolink,48x);&br;カブ葉班病|風によって伝播されるこの病気は、カブの葉に被害を与え、中程度の作物の損失を引き起こす可能性があります。適切に管理しないと、近くのカブ畑に飛散する可能性があります。|&ref(:image/resource/Icon_Turnips.webp,nolink,20x);カブ&br;&ref(:image/resource/Icon_Cabbage.webp,nolink,20x);キャベツ|20%|40%|80m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_WheatBlotch.webp,nolink,48x);&br;小麦葉班病|小麦葉班病は風によって伝播される病気であり、用意に遠くまで広がって規模が急速に拡大し、深刻な収穫量の減少を引き起こす可能性があります。他の作物への輪作や、畑の休耕によって、感染は急速に終息します。|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,20x);小麦&br;&ref(:image/resource/Icon_Rye.webp,nolink,20x);ライ麦|42%|60%|100m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_WheatRootKnots.webp,nolink,48x);&br;小麦根こぶ病|小麦の根こぶは、根の構造に影響を与える寄生虫病であり、発育阻害と収量の低下をもたらします。この線虫の卵は1年以上生き残ることができるため、輪作または畑を休耕させることによって感染を管理する必要があります。|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,20x);小麦&br;&ref(:image/resource/Icon_Rye.webp,nolink,20x);ライ麦|5%|30%|30m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_RyeRust.webp,nolink,48x);&br;小麦さび|小麦さびは風で伝播し、瞬く間に制御不能になって作物全体を全滅させてしまう可能性があります。すぐに止めないと、他の小麦畑にも簡単に、かなり遠くまで広がります。畑が休耕されている場合や、他の種類の作物が植えられている場合、小麦さびの発生は急速に終息します。|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,20x);小麦|25%|90%|200m|
|&ref(:image/farming/Icon_Disease_YellowDwarfing.webp,nolink,48x);&br;黄萎病|多くの穀物に共通する病気ですが、特に小麦に壊滅的な打撃を与えます。作物の成長を阻害し、結実障害を引き起こす可能性があり、成熟する実の量が少なくなります。ライ麦はそれほど大きな被害を受けません。|&ref(:image/resource/Icon_Wheat.webp,nolink,20x);小麦&br;&ref(:image/resource/Icon_Rye.webp,nolink,20x);ライ麦|15%|30%|100m|


}}
}}}

*農業のテクニック [#e8b70ff7]

**明示されていない情報 [#a2c6e852]

:畑の手入れ|岩石を2%、雑草を割合で減少させる。雑草が多いと40近く減少させる事もあり、逆に雑草が少なくなるにつれ効果が落ちてゆく。

:雑草の成長|1年を通して10%増える様になっている。これは1年の終わりに10%増加でなく、1ヶ月おき1%の刻みで増えてゆく。つまり3年で雑草は30%増加する。作物の「雑草抑制」値は雑草の増えにくさではなく、表記されているゲージ量がそのまま○%として雑草の値から差し引かれる。例えば、そば (雑草抑制ゲージ10) を植えた場合は、一年間の雑草増加分が相殺される。

:堆肥の効果|肥料を与える予定が付いた畑には、年開けのタイミングで+6~+8の肥沃度が振り込まれる様になっている。

**畑の開墾例 [#sf114aec]
畑は手入れや肥沃度で環境をととのえるために10年ほど必要になる。
しかし最初に作る畑など、10年先の收穫まで待っていられないケースもあるので、作物を收穫しつつ畑の準備を進められる作付けを紹介する。
急ぎで畑に求められるのは、越冬できずに人や牛が餓死する事の対応。というのがほとんどのため、
#ref(aa.jpg,left,wrap,300x)
冬直前に根菜を收穫し終える作付で急ごしらえの畑でも越冬問題が安定する。
#ref(bb.jpg,left,wrap,300x)
岩石が無くなり次第、畑の手入れをエンドウ豆とクローバーに変更して肥沃度上昇を加速させる。畑の手入れをどちらもエンドウ豆に差し替えると、うどんこ病生存ルートが開通するため注意したい。あとは放っておくだけで根菜セーフティが効いたまま岩石雑草0・肥沃土100の畑に仕上がってゆく。
岩石が無くなり次第、畑の手入れをエンドウ豆とクローバーに変更して肥沃度上昇を加速させる。畑の手入れをどちらもエンドウ豆に差し替えると、うどんこ病生存ルートが開通するため注意したい。あとは放っておくだけで根菜セーフティが効いたまま岩石雑草0・肥沃度100の畑に仕上がってゆく。

**放置畑 (病気畑、永久畑) [#jc39927a]
全く手をかけず、病気が蔓延していようが実用的な収穫量をあげる例が存在する。候補になりうるのは病気で-100%未満のカブ・キャベツ・ニンジン・亜麻・ネギで、そのうちカブとネギの例を紹介する。

作物の基準を満たしている場合、
肥沃度→10.6%
雑草レベル→9.7%
岩石量→9.7%
土壌混合適正→10%
合計40%
というボーナス補正が存在しており、これを病気のマイナス補正から差引いて実用的な収穫量を目指している。

***カブ畑[#caa83e61]
#ref(k.jpg,left,wrap,900x)
3年通しての 肥沃度±0 雑草抑制38/30
肥沃度の帳尻を合わせるためエンドウ豆を入れており、その年だけカブの収穫量が変化してしまわない様に3面構成にしてある。
収穫量の最低目安は5x10の畑x3で781~840、8x9の畑x3で1140~1225。牛舎の備蓄に使う場合、牛1頭の越冬に必要な作物数は24なので合わせて考慮に入れておきたい。

***ネギ畑 [#t9e5f50f]
#ref(n.jpg,left,wrap,900x)
3年通しての 肥沃度±0 雑草抑制18/30
ネギは通常使い難いものの、病気が蔓延しきった状態でも驚異の収穫率53%を誇る耐性植物の一面を持つ。
こちらもカブと同じ理由で3面構成になっているが、それを利用して同じネギでも収穫時期をずらす事で鮮度の足の速さをカバーしている。雑草は作物で抑制し切れないため畑の手入れで一定値を超えないようにしている。
収穫量の最低目安は5x10の畑x3で1747~1879

***穀物畑 [#s40fc515]
#ref(yy.jpg,left,wrap,300x)
3年通しての 肥沃度±0 雑草抑制45/30
病気は発生するものの、1年の間隔を開けることでほとんど消滅するため、結果的に浅い病気と回復を繰り返しながら放置で機能し続けるシンプルな準放置畑。
3面にすると、そばのズレを伝って病気が生き続けるため、この穀物畑に限っては複数つくる際にライ麦とそばのタイミングを揃える必要がある。

**障害物と畑の関係 [#v34640c0]
#ref(q0.jpg,left,wrap,400x)
畑は指定範囲の途中に障害物があっても、地続きであれば成立する。
#ref(q1.jpg,left,wrap,400x)
1マスの障害物で途切れていても指定はできる。
#ref(q2.jpg,left,wrap,400x)
しかし、障害物より奥の畑に向かう作業員は作業ができたり、対象無しでさまよったりと不安定な挙動になる。
#ref(q3.jpg,left,wrap,400x)
2マスの障害物で途切れても同じ状況が発生する。
#ref(q4.jpg,left,wrap,400x)
3マスの障害物で結果が変わり、障害物先の指定が存在しなかった事になる。
#ref(q5.jpg,left,wrap,400x)
これらの仕様から、町のまばらなスペースを畑にして活用するという試みは現状機能しないようになっている。

**野生動物の畑感知距離 [#q8943a9b]
#ref(hs1.jpg,left,wrap,700x)
野生動物アイコンを終点に畑を遠方から近付けてゆき、距離34マス目で食害を確認。おおむね画像の距離で感知となる。

**畑サイズによる収穫量の違い [#w5dd351b]
#ref(g1.jpg,left,wrap,400x)
畑は一時保存場所の2マスと、残りの土マスで構成されている。
作物は土マスでのみ収穫される。
#ref(g3.jpg,left,wrap,400x)
同じ条件で10x10の一面と5x5の四面を比べた場合、見かけ上は100:100マスだが、土の部分は98:92マスになっており、同じ面積内でなら畑を分ける数に応じて、2マスぶんずつ収穫量が少なくなってゆく。

**耕作のパフォーマンス [#nfa69662]
・2x2マス単位で作付け・収穫をする関係で、奇数x奇数マス畑と偶数x偶数マス畑の作業効率は同じとなる。例えば7x7の畑と8x8の畑にかかる労力は同じで、9x9と10x10、11x11と12x12にかかる労力も同じになる。

・畑に家や井戸、食料確保が近い場合、農民は1人あたり平均で作付け100マス・收穫60マスの高いポテンシャルを発揮する。この作付けと收穫の差は、収穫行動のない畑の手入れやクローバー(畑作りをしている段階)に限り作物を育てている時より3/5の人数で回せる事を示している。

・ワンオペ畑にすると、アクシデントで収穫量が激減するため、デフォルトサイズでは10x10/農夫2人や12x12/農夫3人などが余力をアクシデント農民のカバーに回せる理想的な配分になる。しかし後述の「農民AIの不具合」により、v0.8.0現在はこの人数で回らないため、いつか不具合が解消された際のために記しておきたい。

**農民AIの不具合 [#if6a9813]
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農民はAIが個別で人手不足の畑へ行く判断をし、他のAIが見えていないことから、畑間の移動で特有の競合問題が生じる。
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例えば人数不足の情報が細かく発生していると、割り当て作業者を1人に制限していても、複数人が畑に入り込んで作業を行い始める。
※割り当て制限は入場できる数でなく、畑内で「作業できる人数」のため、数人がかりで来て一瞬一瞬入れ替わりながら1人分の作業をやってしまっている。
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逆に人数の足りている情報が発生していると、お見合いで作業が行われない。これが頻繁に起きていると畑数も農民数も足りているのに、作物が畑で腐ってゆき物資不足に首をひねることになる。
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これらの問題は完全に解消できないものの、仕組み上あるていど緩和できる余地はあるので紹介したい。

:1. 単一の巨大畑にする|
畑間の移動と計算が無くなるため応援マラソンや競合の発生、そしてPCの負荷が最も生じない。一つの畑に全ての要求を詰め込む必要があり、ニーズに合わせて増築する度に畑としての機能も止まるため実用が難しい。2面用意しておいて常にどちらかは停止(しつつ増築)させるスイッチ形式の畑で運用可能ではある。

:2. 畑の作付けを同じにする|
複数の離れた畑の作付けをそろえる事で、畑間の移動を制限できる。ただし設備に合わせた専門畑といったものは作れない。

:3. 畑を密集させる|
AIの不具合は発生するものと割り切り、畑の密集でマラソン距離を少なくさせ、ロスの軽減を図る方法。これには畑間の病気感染ジレンマが付いてまわる。なお病気を含め一部メートル表記になっているものは、5m=1マスとなる。

:4. 作付け予定を左詰めにする|
人数制限のある専門畑がコンパクトに分散した、街作りに慣れたプレイヤーの作成する畑にこそ最もこの不具合が生じやすい。作付け予定のスペースを可能な限り詰めて無くし、アイドル時間で農民が他の畑の応援に行こうとするのを防ぐのがせめてもの処置になる。

*コメント [#u3c883ca]
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