放浪者が実は自分と同じ変異者であることを知ったあなたは、渓谷で再び彼に遭遇した。放浪者によると、彼は能力の犠牲者らしい。自分の精神状態が悪化した原因は、間違いなく能力にあると言うのだ。

訳の分からないことを話し続ける放浪者。自分が求める答えは、パックスのオベリスクがもたらすと信じて疑わない。

自分が何者であったのか、放浪者はその真実を明らかにする。彼はかつて、モンロイの軍隊の副司令官だった。

モンロイは能力を我が物にするため、パックスを征服し、後に絶滅させたが、放浪者もそれに関わっていたのだ。かつての自らの行いへの罪悪感にさいなまれ、放浪者は死ぬつもりで砂漠へと足を踏み入れた。ところが、アノマリーの嵐によって変異者となってしまう。

死という慰めを得られなかった彼は、それからというもの償いを求めてきた。過去の過ちを正す方法を。