変異

基本情報

(2.5時点)

リカバリーリカバリー
参照ステータスなし

入手場所

設計図ドロップ:膨眼の魔物(5回目)
所要セル数:

性能・効果

ダメージを受けた後に、攻撃によってHPを回復させられる時間が3倍になる

寸評

この変異を語る上で「ラリー効果」という、聞き慣れないシステムの意味を知っておくことをオススメする。*1
基本メカニクスに記載されているので是非見ておこう。

本題のこの変異の効果は、ラリー効果持続時間を3倍にするというもの。
簡単に言えば被ダメージ後に反撃することで回復可能な時間が3倍に延びる、というもので、扱いによっては回復薬レベルの文字通り「リカバリー」を行うことが出来る。

ラリー効果は元々の効果時間がかなり短く、特定の武器やスキルを扱わない限りほぼほぼ気休めのような部分が大きい。
それをこの変異で延ばせるのだが、この時の利点は大きく3つある。

1つは単純に効果時間が延びるため、理論値的に回復可能な量が増える事。
これだけでも相当だが、理論値は理論値でしかないので実践でそのレベルの回復を行えるかは別である。
また、ラリー効果の時間が3倍だからといって、「回復可能な量が3倍」とはならない点に注意。

2つ目が猶予時間が延びる事により、冷静な対処が可能になる事。
これは既にある程度ラリー効果の有用性を理解しているプレイヤーにとっては大きな点。
例えば大ダメージを喰らった後、通常のラリー効果ではすぐさま攻撃し返すでもないとすぐにオレンジのゲージが尽きてしまうが、この変異を採用していれば一度相手の攻撃が止むまで待機し、後隙に攻撃することで安全に回復&反撃を取れるだけの猶予を与えてくれる。
わざわざ回復のために深追いし、結果死に至るというパターンを減らすことができる。

最後に耐久力の低いザコ相手に反撃しようにもすぐ相手が倒れてしまう場合、他のモンスターに攻撃すれば同様にラリー効果を得られるという事。
これはリカバリーを採用していなくても不可能ではないが、元が短いので現実的な有効戦術として取り入れることが可能、という意味。
更に関連する変異やスキルと組み合わせれば、血を流しながら高速で突き進むゴリ押しプレイもできなくはない。

元々ラリー効果自体が少々テクニカル故、理解も扱いも難しい所はあるが、それを緩く、扱いやすくしてくれる変異である。
扱いに長ければ並の防御変異を凌駕する持久力を発揮するため、大ダメージを負う事が多い、という人は一度使って慣れてみることも良いだろう。

弱点を挙げるならば、まず1つは変異枠を1つ消費するので火力が多少なりとも最大からは落ちる点。
またダメージの入り自体を緩くする訳では無いので、限界を超えた連続被弾を受けると普通に死ぬ点にはくれぐれも注意。

ラリー効果の都合上、攻撃をこまめに撃てる手数系の武器が有効なので、単発系で採用する際は他の変異とも照らし合わせてみよう。
例えばヘヴィクロスボウ等、一発で多量の攻撃判定を生むタイプはダメージキャップの影響を受けにくく、相性が良いと言える。

また局所的だがナイフ・スロワースコーピオンらの毒によるダメージに対する対抗策としては最高レベルで、殴れる敵さえいれば毒の分のダメージをほぼ無かったことにできる。

コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • >脚注"Bloodborne等にほぼ同様のシステムが存在している"、というよりBloodborneの海外コミュニティで"Rally"と呼ばれていたものを本作が借用したと言うべきか。だから本作のパッチノート上でもRallyという表現が用いられつつ、ただしインゲームでは色々考慮した結果"Recovery"という語が充てられることになった。 -- 2021-11-29 (月) 23:17:04
  • 殴られて受けたダメージが一時的なもので、すぐさま殴り返せば何らかの形で部分的に取り返せる…というシステムは「ヴァンパイアセイヴァー」を思い出すけど、このような「バイタルソースシステム」の原初はどこだろう? -- 2021-11-30 (火) 00:49:57
  • このサイトの基本メカニクスのラリー効果の仕様は不十分かも。イニシアチブは✕、フェイザーは○とか、HP1のバットからでも回収できて与ダメの12%で最大HPの20%までということは自分の最大HPの1.66倍程度のダメージを一振りで与えられる生存の重量武器で相手に妨害されないがついてるのを盾を持たずに使うとか? -- 2022-06-15 (水) 16:04:05